木くずのおすすめ再利用方法:産業廃棄物の種類、処分方法と合わせて解説

木くずは、建設現場や製材所、家具製造などから発生する廃材の一種です。適切に処理しなければ産業廃棄物となりますが、実はさまざまな方法で再利用が可能です。
今回は、木くずの種類や処分方法、そしておすすめの再利用方法について詳しくご紹介します。木くずを有効活用する方法を知りたい方は、ぜひ参考にしてください。
▼この記事でわかること
・木くずの種類と処分方法
・木くずのリサイクル方法
・おすすめの再利用方法
ぜひ最後までご覧ください。
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木くずとは
木くずとは、建設業や製造業などの事業活動に伴って排出された木材の破片や削りくずなどを指します。木くずの適切な処理と再利用は、森林資源の保護、廃棄物の削減、循環型社会の構築において非常に重要です。
具体的には、以下のものが挙げられます。
- 建設現場から出る廃材
- 木材加工工場から出る端材
- 剪定した枝や葉
- パレットや梱包材の解体片
主な発生源として、製材所や木工所、森林伐採作業などが挙げられます。
木くずは、種類、形状、発生場所によって、産業廃棄物または一般廃棄物として分類され、それぞれの法令や自治体の規則に基づいて適切な処理が求められます。
木くずの種類
木くずは、排出される場所や種類によって、産業廃棄物と一般廃棄物に分けられます。
産業廃棄物における木くず
産業廃棄物とは、事業活動に伴って生じた廃棄物のうち、法律で定められた20種類の廃棄物です。
産業廃棄物における木くずは、建設業や製造業など、事業活動に伴って排出された木材の破片や削りくずなどが該当します。例えば、製造業では、製品の製造過程で発生する木材の端材や削りくずなどが産業廃棄物としての木くずとなります。
産業廃棄物として排出された木くずは、排出事業者が責任を持って処理する必要があります。適切な処理を行うことで、資源の有効活用や環境負荷の低減につながります。
一般廃棄物における木くず
一般廃棄物とは、産業廃棄物以外の廃棄物のことです。
一般廃棄物における木くずは、家庭から排出される剪定枝や落ち葉、DIYで出た木材の端材などが該当します。例えば、家庭の庭木や街路樹の剪定で発生する剪定枝や落ち葉は、一般廃棄物としての木くずとなります。
一般廃棄物として排出された木くずは、各自治体のルールに従って処理する必要があります。処理方法としては、焼却、埋め立て、リサイクルなどがありますが、自治体によっては木くずの回収を行っていない場合もあります。
家庭から出た木くずは、家庭でコンポストを利用して堆肥化したり、DIYで再利用したりすることで、廃棄物の削減に貢献できます。
木くずの処分方法
木くずの処分方法は、大きく分けて焼却、埋め立て、リサイクルの3つがあります。
▼木くずの処分方法
・方法①|焼却
・方法②|埋め立て
・方法③|リサイクル(再利用)
方法①|焼却
焼却は、木くずを燃やして処分する方法です。
木くずの焼却処分は、一般的に、産業廃棄物処理業者や自治体の焼却施設で行われます。焼却施設では、高温で木くずを燃やすことで、ダイオキシンなどの有害物質の発生を抑制しています。また、焼却時に発生する熱エネルギーを回収し、発電や暖房に利用する試みも行われています。
木くずの焼却処分は、最終的な処分方法として有効ですが、環境負荷を低減するためには、リサイクルや再利用を優先的に検討する必要があります。
方法②|埋め立て
埋め立ては、木くずを埋めて処分する方法です。
木くずの埋め立て処分は、一般的に、産業廃棄物処理業者や自治体の埋立地で行われます。埋立地では、木くずを土で覆い、圧縮することで、メタンガスの発生を抑制したり、雨水による有害物質の流出を防いだりしています。
埋立地は限りある資源であるため、埋め立てる木くずの量を減らす必要があります。そのため、木くずのリサイクルや再利用を促進することが重要です。
方法③|リサイクル(再利用)
リサイクル(再利用)は、木くずを再利用する方法です。リサイクルは、廃棄物の削減や資源の有効活用につながるため、近年注目されています。木くずのリサイクル方法としては、堆肥、燃料、建材などがあります。
木くずのリサイクルは、環境負荷を低減するだけでなく、新たな資源を生み出せる持続可能な社会の実現に貢献します。
木くずのリサイクルは、専門の処理業者やリサイクル工場で行われるのが一般的ですが、家庭でもコンポストを利用して堆肥化したり、DIYで再利用できます。
木くずのおすすめ再利用方法
木くずは、さまざまな方法で再利用が可能です。おすすめの再利用方法を7個紹介します。
▼木くずのおすすめ再利用方法
・再利用方法①|堆肥
・再利用方法②|燃料
・再利用方法③|チップ
・再利用方法④|地盤改良材で利用する
・再利用方法⑤|インテリアや工芸品にする
・再利用方法⑥|バーク
・再利用方法⑦|おが粉
再利用方法①|堆肥
木くずを堆肥として再利用する方法は、家庭菜園やガーデニングをしている人におすすめです。木くずを堆肥化することで、土壌の保水性や通気性を向上させ、植物の生育を促進する効果が期待できます。
堆肥化の方法は、木くずを細かく砕き、米ぬかや油かすなどの有機物と混ぜて発酵させるのが一般的です。
堆肥への再生利用は「マテリアルリサイクル」と呼ばれるリサイクル方法に分類されます。
マテリアルリサイクルとは、廃棄物を新たな製品の原料として再利用するリサイクル方法です。マテリアルリサイクルを行うことで、天然資源の消費を抑制し、資源の枯渇を防げます。
再利用方法②|燃料
木くずを燃料として再利用する方法は、薪ストーブやボイラーを使用している人におすすめです。木くずを燃料として利用することで化石燃料の使用量を削減し、地球温暖化対策に貢献できます。木くずを燃料として利用する場合は、乾燥させてから使用するのが一般的です。
木くずを燃料として利用するメリットは、地域で発生した木くずを有効活用できる点です。特に、間伐材や剪定枝は、燃料としての利用に適しています。
また、木くずを燃料として焼却した際に出るエネルギーを回収・利用することを「サーマルリサイクル」と呼びます。サーマルリサイクルとは、廃棄物を焼却する際に発生する熱エネルギーを回収し、有効利用するリサイクル手法です。サーマルリサイクルを通して、エネルギーを電気や温水、冷暖房に利用できます。
再利用方法③|チップ
木くずをチップとして再利用する方法は、ガーデニングやドッグランをしている人におすすめです。木くずチップは、土壌の乾燥を防いだり、雑草の発生を抑制したりする効果が期待できます。また、ドッグランに木くずチップを敷き詰めることで、犬の足腰への負担を軽減できます。
木くずチップを庭に敷き詰めることで、庭全体の景観を向上させる効果も期待できます。木くずチップの種類やサイズによって、用途や効果が異なるため、目的に合わせて選ぶことが重要です。
また、燃料用チップとして焼却し、サーマルリサイクルすることも可能です。焼却する際に発生する熱エネルギーを有効活用できます。
再利用方法④|地盤改良材で利用する
木くずを地盤改良材として再利用する方法は、建設業者や土木業者におすすめです。木くずを地盤改良材として利用することで軟弱な地盤を強化し、建物の沈下を防ぐ効果が期待できます。
木くずを地盤改良材として利用する場合は、木くずを細かく砕き、セメントや石灰などと混ぜて使用するのが一般的です。
地盤改良材としての木くず利用は、単に廃棄物を減らすだけでなく、地盤の安定性を高める重要な役割を担います。特に、軟弱地盤での建築工事では、地盤沈下のリスクを軽減するために、適切な地盤改良が不可欠です。
木くずを混ぜた改良材は、軽量で透水性に優れるため、地盤の排水性を向上させるとともに、沈下を抑制する効果が期待できます。
再利用方法⑤|インテリアや工芸品にする
木くずをインテリアや工芸品として再利用する方法は、DIYが好きな人におすすめです。木くずを再利用して、フォトフレームや小物入れなど、さまざまなインテリアや工芸品を制作できます。
木くずをインテリアや工芸品として再利用する場合は、木くずを乾燥させ、研磨や塗装などの加工を施すのが一般的です。
インテリアや工芸品としての木くず利用は、廃材に新たな命を吹き込み、世界に一つだけのオリジナル作品を生み出せます。木くずの種類や形状、色合いなどを活かし、アイデア次第で無限の可能性が広がります。
再利用方法⑥|バーク
木くずをバークとして再利用する方法は、ガーデニングをしている人におすすめです。バークとは、樹皮を細かく砕いたもので、土壌の乾燥を防いだり、雑草の発生を抑制したりする効果が期待できます。また、バークは、土壌の保温効果や保湿効果も期待できます。
バークを利用したガーデニングは、土壌環境を改善し、植物の生育を促進する効果があります。特に、乾燥しやすい場所や、雑草が生えやすい場所にバークを敷き詰めることで、土壌の水分を保ち、雑草の発生を抑制することが可能です。
また、バークは土壌の温度変化を緩やかにする効果もあります。夏は土壌の温度上昇を抑え、冬は土壌の凍結を防ぐことで、植物の根を守ります。
再利用方法⑦|おが粉
木くずをおが粉として再利用する方法は、ペットを飼っている人におすすめです。おが粉は、ペットのトイレ砂や飼育スペースの敷材として利用できます。おが粉は、吸水性や消臭効果に優れているため、ペットの飼育環境を清潔に保つ効果が期待できます。
おが粉は、ペットのトイレ砂や敷材として使用することで、ペットの排泄物の水分を吸収し、臭いを抑える効果があります。特に、小動物の飼育スペースでは、おが粉を敷き詰めることで床材の乾燥を保ち、清潔な環境を維持可能です。
また、おが粉はペットの足腰への負担を軽減する効果もあります。柔らかいおが粉を敷き詰めることで、ペットが快適に過ごせる空間を提供できます。
木くずに関するよくある質問
木くずの処分に関する質問は数多く寄せられています。ここでは、代表的な質問を3つ紹介します。
▼木くずに関するよくある質問
・木くずを無料で処分することは可能?
・木くずの処分は持ち込みが可能?
・木くずの処分場はどこに持ち込むのが良い?
木くずを無料で処分することは可能?
木くずを無料で処分できるかどうかは、木くずの種類や量、処分方法によって異なります。
家庭から排出される少量の剪定枝や落ち葉などは、自治体の回収サービスを利用すれば無料で処分できる場合があります。
しかし、事業活動に伴って排出される大量の木くずや、特殊な処理が必要な木くずは、専門の処理業者に依頼する必要があり、費用がかかるのが一般的です。
木くずの処理費用は、40~70円/kgが相場です。良質な木材や再利用可能な状態の木材は、リサイクル業者に買い取ってもらえる可能性があるため事前に確認してみましょう。
木くずの処分は持ち込みが可能?
木くずの処分は、処分場によっては持ち込みが可能です。しかし、処分場によって受け入れ可能な木くずの種類や量が異なるため、事前に確認が必要です。
例えば、自治体の処分場では、家庭から排出される少量の木くずは持ち込み可能な場合があります。しかし、事業活動に伴って排出される大量の木くずや、産業廃棄物に該当する木くずは、持ち込みできない場合があります。
木くずを持ち込み処分する場合は、事前に処分場に連絡し、受け入れ可能な木くずの種類や量、持ち込み方法などを確認しましょう。
木くずの処分場はどこに持ち込むのが良い?
木くずの処分場は、木くずの種類や量、処分方法によって異なります。
家庭から排出される少量の木くずは、自治体の処分場に持ち込むのが一般的です。自治体の処分場では可燃ゴミとして処理されるため、無料で処分できる場合があります。
事業活動に伴って排出される大量の木くずや産業廃棄物に該当する木くずは、産業廃棄物処理業者の処分場に持ち込む必要があります。産業廃棄物処理業者の処分場では、木くずの種類や量に応じて、適切な処理方法を選択できます。
木くずの処分場を選ぶ際は、木くずの種類や量、処分方法などを考慮し、適切な処分場を選択しましょう。
事業ごみの相談ならDSP
DSPは、ダンボール・古紙、事業系産業廃棄物など多くのごみ処理の問題を解決してきた実績とノウハウを持つ企業です。
日々のごみ箱に入れる紙ごみや、飲食店の残飯など「事業系一般廃棄物」、事業活動に伴い生じる20種類の「産業廃棄物」や病院から出る注射針など「特別管理産業廃棄物」など事業ごみ全般の回収を行っています。
事業ごみについてお困りの方は、ぜひDSPにご相談ください。
まとめ
今回の記事では、木くずの種類や処分方法、そしておすすめの再利用方法について詳しくご紹介しました。
木くずは、適切な処分方法を選択することで、環境負荷を低減し資源の有効活用に貢献できます。木くずの処分に困った場合は、専門の処理業者に相談することをおすすめします。
木くずの処分にお困りの方は、ぜひDSPにご相談ください。