【第36回】気候変動による野生動物への影響
こんにちは!!
五月だというのにもう汗ばむほどの暖かさですが、いかがお過ごしですか。季節の変わり目は体調を崩しやすいので、自立神経を整える、バランスの良い食事、身体の柔軟・ストレッチ・室内外の寒暖差を緩和するなどの対策が効果的ですので皆様気を付けましょう!
本日は、“地球温暖化(気候変動)の影響を受けている絶滅危機種は、4,000種以上”についてお伝えさせてください!
IUCN(国際自然保護連合)が発表している、世界の絶滅の恐れのある野生生物のリスト「レッドリスト」には、3万8,543種以上あまりの野生生物が「絶滅の危機の高い種(絶滅危機種)」として掲載されています。(2021年10月時点)
そしてレッドリストは、野生生物を追いつめる大きな11の要因の一つに、「気候変動」つまり地球温暖化を挙げています。
この気候変動による影響を受けていると考えられている絶滅危機種は、西暦2000年以降、急激に増加してきました。
2000年時点で15種とされたその数字は、2004年には182種に急増。さらに2008年、632種と増え、2010年には1,000種を超えました。2015年には2,000種を数えるまでになり、2020年には4,000種を超えました。
気候変動が自然や野生生物に及ぼす深刻な影響の原因は、地球環境にもたらされる、急激な「変化」です。
気温や気候が変化する中では、食物が採れなくなったり、繁殖が出来なくなり、数を減らす動植物種が出てくるだけでなく、一方で生息域を広げ、数を増やすものも出てくるでしょう。
生えている植物が変化し、生息する野生動物が変化すれば、温暖化による変化に耐えていた動植物も、新たに優勢になった動植物に生息地や食物を奪われたり、捕食されて減少し、絶滅する種が出てくるかもしれません。
温暖化はこうした間接的な影響も生物に対して及ぼす危険性があるのです。
今、多くの野生生物が受けているさまざまな気候変動の影響は、そのまま人類を含めた地球環境が、温暖化によってどのような危機にさらされるのか、また今後、さらされようとしているのかを示す警告に他なりません。
未来に1つでも多くの生物・産物を残すために、自身に出来ることを行動に移していきたいものですね!