【第34回】 東京23区の可燃ごみ(燃えるごみ)処分の流れ②
こんにちは~!!
WBC凄かったですねーーー
テレビでは「大谷翔平」さんを見ない日はないほど!
今更ながら優勝おめでとうございます!!!!!
今回は第30回でお話ししました23区の可燃ごみ(燃えるごみ)処分の流れの続きでございます。
前回、可燃ごみは23区の清掃工場に搬入し焼却されるとお話ししましたが、焼却されたあとの流れについてお話していきたいと思います。
皆さんがごみ集積所に可燃ごみを出したそのあと、可燃ごみは清掃工場に運ばれ800度以上の高温で焼却されます。ごみを焼却することにより熱エネルギーが発生します。
ごみを燃やすと熱が出る。➡高温高圧の蒸気をつくる。➡蒸気でタービンの羽根を回転させる。➡電気ができる。
蒸気は、ほかにも熱交換器を介して熱供給などに利用します。使い終わった蒸気は水に戻して再利用します。
上記の過程でできたその熱エネルギーを清掃工場では発電や熱供給に有効利用しています。
つくられた電気や高温水などは、清掃工場を稼働するために施設内で利用して、電力購入量や燃料費を削減しています。
余った電気は、電気事業者へ売却しています。また熱エネルギーを近隣の施設での冷暖房や、地域の温水プールなどに利用しています。
熱供給(無償)(令和4年4月現在)
工場名 | 供給先 |
有明 | 有明スポーツセンター |
千歳 | 千歳温水プール |
墨田 | すみだスポーツ健康センター |
北 | 元気ぷらざ |
豊島 | 健康プラザとしま |
中央 | ほっとプラザはるみ |
板橋 | 高島平温水プール、熱帯環境植物館、高島平ふれあい館 |
足立 | スイムスポーツセンター、悠々会館、足立清掃事務所 |
葛飾 | 水元学び交流館、水元総合スポーツセンター |
世田谷 | 世田谷美術館 |
練馬 | 三原台温水プール、三原台児童館、三原台敬老館 |
杉並 | 高井戸地域区民センター、高井戸温水プール、高齢者活動支援センター |
光が丘 | 光が丘体育館※、旭町南地区区民館※ |
ごみをごみで終わらせないってすごいですよね!!
今回は可燃ごみ処分の流れの中で、ごみの焼却時に出る熱エネルギーについてお話ししました。