【第20回】パキスタン大規模洪水
みなさん
こんにちは!!
今回は、パキスタンの大規模洪水における影響と温暖化についてです。
現在パキスタンは6月から続く大雨の影響で、大規模な洪水の被害を受け、国土の3分の1が浸水してしまっています。
ロイター通信によると33,000万人が被災し、被害総額は100億ドル(1兆4000億)にもなると試算され、6月中旬以降に住宅約146万軒が全壊または部分的に損傷。また、国連人道問題調整事務所は、5000キロ以上の道路と243の橋が被害を受けたとしています。
ちなみに、パキスタンの国土 = 約79.6万平方キロメートル
今回はこの3分の1が浸水 = 約26.5万平方キロメートル
日本の国土 = 約37.8万平方キロメートル
つまり・・・・日本で言うと、日本の国土の約70%が浸水していることになります・・・。
ざっくりいうと、北海道・岩手・福島以外すべて浸水したことになります。
そう考えると非常に恐ろしいですよね。
さらに私たち日本には関係ない・・・とは言えません。
日本では昨年、約9000トンの綿の糸をパキスタンから輸入しており、これはインドネシアに次いで2番目の量です。その原料となる綿花の45%が洪水で流されたといいます。
綿製品の流通に詳しい専門家は、世界で綿花の取り合いになり、衣料品などの価格が高騰する可能性を指摘します。
パキスタンの気候変動大臣は、今回の災害の原因は地球温暖化だと明言しています。
パキスタン シェリー・レーマン気候変動大臣
「氷河が溶けるのは地球温暖化の結果です。パキスタンのCO2排出割合は世界で1%以下です。世界の気候を“生き地獄”にする、温室効果ガスの排出にはほとんど加担していません」
こんなニュースを見ながら、1人1人にできることって、私にできることって何だろう・・・と考えています。