オフィスの廃棄物処理費用:家具の処分方法や廃棄物の注意点と合わせて解説

オフィスで発生する廃棄物処理は、特にオフィス家具や不用品の処分に関してはコストがかかります。適切な処理方法を選ぶことで、不要な費用を削減し、効率的な廃棄物管理が可能です。
今回は、オフィスの廃棄物処理費用に関する詳細な情報を、家具の処分方法や廃棄物の注意点とともに解説します。廃棄物処理費用の相場や処分方法、注意点など幅広くご紹介しますので、オフィスの廃棄物処理にお役立てください。
▼この記事でわかること
・オフィス家具や不用品にかかる産業廃棄物処理費用
・廃棄物処理費用の相場
・廃棄物処理の方法や注意点
・よくある質問への回答
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DSPは、ダンボール・古紙、産業廃棄物など多くのごみ処理の問題を解決してきた実績とノウハウを持つ企業です。
日々のごみ箱に入れる紙ごみや、飲食店の残飯など「事業系一般廃棄物」、事業活動に伴い生じる20種類の「産業廃棄物」や病院から出る注射針など「特別管理産業廃棄物」など事業ごみ全般の回収を行っています。
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オフィス家具・不用品における産業廃棄物の処理費用
オフィス家具や不用品の廃棄物処理費用は、主に以下の要素によって決まります。それぞれの要素を理解することで、より正確な見積もりを把握し、予算計画を立てることが可能です。
▼オフィス家具・不用品における産業廃棄物の処理費用
・人件費
・運搬車両費
・養生費用
・オフィス家具・不用品の廃棄物処理費用
人件費
廃棄物を運び出す作業には、作業員の人数と作業時間に応じた人件費がかかります。人件費は、廃棄物の量や種類、搬出経路の複雑さ、作業員の熟練度によって変動します。
例えば、大型家具や重量物を搬出する場合、より多くの作業員が必要となり、人件費が増加します。
また、高層階からの搬出や、エレベーターを使用できない場合は、特殊な技術や追加の人員が必要となり、別途料金が発生することがあります。
運搬車両費
廃棄物を運搬するための車両費用は、車両の種類、大きさ、運搬距離などによって大きく変動します。
例えば、軽トラックで運搬できる程度の廃棄物であれば、比較的安価に済みますが、大型トラックが必要な場合は、費用が高くなります。また、運搬距離が長くなるほど、燃料費や高速道路料金などが加算され、費用が増加します。
産業廃棄物を運搬するには「産業廃棄物収集運搬業」の許可を受けた車両が必要です。依頼する際には、必ず許可を受けているか確認しましょう。
養生費用
オフィス家具や不用品の搬出時に建物や設備を保護するために行われる養生作業には、専門的な知識と技術が必要です。
養生範囲や使用する資材、作業員の人数、作業時間などによって費用が大きく変動します。
エレベーターや壁、床などを保護するために養生シートや養生テープ、コンパネなどが使用されます。養生範囲が広くなるほど使用する資材や作業時間が増え、費用が高くなります。
オフィス家具・不用品の廃棄物処理費用
廃棄するオフィス家具や不用品の種類や量によって、処分費用は大きく異なります。
例えば、机や椅子などの木製家具は比較的安価に処分できますが、コピー機や複合機などのOA機器はリサイクル料金や処分費用が高額になる傾向があります。
また、大型家具や重量物は搬出作業が困難なため、別途料金が発生する場合があります。オフィス家具・不用品の種類ごとの費用相場は後述します。
オフィス家具・不用品の廃棄物処理費用相場
オフィス家具・不用品の廃棄物処理費用相場は、品目や量、依頼する業者によって大きく異なります。ここでは、代表的な品目ごとの費用相場を紹介します。
▼オフィス家具・不用品の廃棄物処理費用相場
・オフィス家具の廃棄物処理費用の相場
・OA機器の廃棄物処理費用の相場
・家電リサイクル法対象物の廃棄物処理費用の相場
オフィス家具の廃棄物処理費用の相場
オフィス家具の処理費用は、品目によって異なります。主な費用相場は以下の通りです。
品目 | 費用相場 |
事務机 | 2,000~8,000円/個 |
オフィスチェア | 1,000~7,000円/個 |
パーテーション | 2,000~3,000円/個 |
キャビネット | 3,000~7,000円/個 |
ロッカー | 5,000~8,000円/個 |
OA機器や家電と比較すると相場は安めですが、処分する量が多いため最終的な処分費用は高くなる可能性があります。
OA機器の廃棄物処理費用の相場
OA機器とは、Office Automation(オフィスオートメーション)機器の略で、オフィス業務を自動化・効率化するために使用される機器の総称です。OA機器の処分費用相場は以下の通りです。
品目 | 費用相場 |
複合機 | 10,000~50,000円/台 |
コピー機 | 10,000~30,000円/台 |
パソコン | 3,000~10,000円/台 |
シュレッダー | 5,000~15,000円/台 |
OA機器は重くて大きいものが多く、処分費用が高額になる場合が多いです。
家電リサイクル法対象物の廃棄物処理費用の相場
オフィスで使用していたエアコンや冷蔵庫などは家電リサイクル法対象物となります。処分費用は以下の通りです。
品目 | 費用相場 |
エアコン | 1,000~5,000円/台 |
テレビ | 1,000~5,000円/台 |
冷蔵庫・冷凍庫 | 3,000~8,000円/台 |
洗濯機・乾燥機 | 2,000~6,000円/台 |
オフィス家具・不用品の処分方法5選
オフィス家具や不用品の処分方法は多岐にわたりますが、ここでは代表的な5つの方法について、それぞれの特徴と利用する際の注意点を解説します。
▼オフィス家具・不用品の処分方法5選
・処分方法①|産業廃棄物の処理業者へ依頼
・処分方法②|リサイクル業者に依頼
・処分方法③|自治体に依頼
・処分方法④|不用品回収業者に依頼
・処分方法⑤|フリマ、オークションの活用
処分方法①|産業廃棄物の処理業者へ依頼
オフィス家具や不用品は、産業廃棄物に該当するものが多いため、専門の処理業者への依頼が一般的です。専門業者に依頼することで、法律や条例に従った適切な処理が可能となります。
産業廃棄物処理業者に依頼する最大のメリットは、専門知識を持ったプロが廃棄物を適切に分別し、処理してくれる点です。
また、マニフェスト(産業廃棄物管理票)の発行や、処分証明書の発行など、法的に必要な手続きも代行してくれるため、企業の担当者は安心して他の業務に集中できます。マニフェストとは、産業廃棄物の排出事業者が処理を外部業者に委託する際に発行する書類です。
産業廃棄物処理業者を選ぶ際には、業者の実績や評判、保有する許可などをしっかりと確認し、複数の業者から見積もりを取ることをお勧めします。
処分方法②|リサイクル業者に依頼
まだ使えるオフィス家具やOA機器がある場合、リサイクル業者に買い取ってもらうことも有効な手段です。リサイクルに協力することで、廃棄費用を抑えられるだけでなく、環境保全にも貢献できるメリットがあります。
リサイクル業者は、まだ価値のあるオフィス家具やOA機器を専門的に査定し、適切な価格で買い取ってくれます。
特に、状態の良いブランド家具や、比較的新しいOA機器は、高価買取が期待できるでしょう。また、リサイクル業者は、買取だけでなく、不要になったオフィス家具やOA機器の引き取りも行っている場合があります。
リサイクル業者を選ぶ際には、買取実績や評判、対応エリアなどを確認し、複数の業者から見積もりを取ることをお勧めします。
処分方法③|自治体に依頼
自治体によっては、粗大ごみとしてオフィス家具や不用品を回収してくれる場合があります。自治体に依頼するメリットは、比較的安価に処分できることです。
特に、小型のオフィス家具や、特定の種類のOA機器は、自治体の粗大ごみ回収サービスを利用できる場合があります。また、自治体の回収サービスは、地域住民にとって身近で利用しやすい利点もあります。
事業ごみは家庭ごみとは異なるため、自治体のルールに従って適切に分別する必要があります。自治体の回収サービスを利用する際には、事前に自治体のホームページや窓口で回収可能な品目や量、回収日などを確認し、ルールに従って適切に排出しましょう。
処分方法④|不用品回収業者に依頼
不用品回収業者は、オフィス家具や不用品をまとめて回収してくれます。
不用品回収業者に依頼するメリットは、大量の廃棄物を一度に回収してもらえることです。特に、オフィス移転やレイアウト変更などで、大量の廃棄物が一度に発生する場合に便利です。また、回収だけでなく搬出作業も行ってくれるため、人手不足の場合にも助かります。
不用品回収業者を選ぶ際には実績や評判などを確認し、複数の業者から見積もりを取ることをおすすめします。
処分方法⑤|フリマ、オークションの活用
状態の良いオフィス家具やOA機器は、フリマアプリやネットオークションでの売却も可能です。
フリマやオークションを活用するメリットは、売却益を得られる可能性がある点です。特に、状態の良いブランド家具や人気の高いOA機器は高値で売れることがあります。
また、フリマやオークションは、自分で価格を設定できるため、納得のいく価格で売却できる可能性があります。
オフィス家具・不用品における廃棄物処理の注意点5選
オフィス家具や不用品の廃棄物処理は、単に不要なものを処分するだけでなく、法律や企業の社会的責任を考慮する必要があります。ここでは、廃棄物処理を行う上で特に注意すべき5つのポイントを詳しく解説します。
▼オフィス家具・不用品における廃棄物処理の注意点5選
・注意点①|複数業者に見積もりを依頼する
・注意点②|事業内容ごとに廃棄方法が異なる
・注意点③|営業許可を持つ業者に依頼する
・注意点④|情報漏洩に気をつける
・注意点⑤|産業廃棄物を処理するにはマニフェストが必要
注意点①|複数業者に見積もりを依頼する
廃棄物処理費用は、業者によって大きく異なる場合があります。複数業者に見積もりを依頼し料金やサービス内容を比較検討することで、適正な価格で処分できます。見積もり時に廃棄物の種類や量、搬出経路などを正確に伝えることで正確な見積もりを得られます。
廃棄物処理費用を抑えるためには、相見積もりは非常に有効な手段です。特に、大量の廃棄物が発生する場合や、特殊な処理が必要な場合には、複数の業者から見積もりを取ることで、数万円単位で費用が変わってくることもあります。
見積もりを依頼する際には、料金だけでなく業者の対応やサービス内容、実績なども考慮し、総合的な判断が重要です。
注意点②|事業内容ごとに廃棄方法が異なる
オフィスから排出される廃棄物は、事業内容によって種類や量が異なります。例えば、飲食店では生ごみや食品廃棄物が多く排出されますが、IT企業ではOA機器や紙類が多く排出されます。そのため、廃棄物の種類や量に応じて、適切な処理方法を選ぶ必要があります。
廃棄物の種類によっては、法律や条例で定められた処理方法を守る必要があります。例えば、有害物質を含む廃棄物や、機密情報を含む廃棄物は、特別な処理が必要になる場合があります。
廃棄物処理業者を選ぶ際には、自社の事業内容や廃棄物の種類を伝え、適切な処理方法を提案してもらうことが重要です。
注意点③|営業許可を持つ業者に依頼する
産業廃棄物の収集運搬や処分は、都道府県知事の許可が必要です。無許可業者に依頼すると不法投棄や不適正処理などのトラブルに巻き込まれる可能性があるため、必ず許可業者であることを確認しましょう。
産業廃棄物処理法では無許可業者に廃棄物処理を委託した場合、委託者も罰則の対象となる可能性があります。廃棄物処理業者を選ぶ際には、許可証の提示を求め、許可の種類や有効期限などを確認することが重要です。また、インターネットなどで業者の情報を確認し、口コミや評判などを参考にすることも有効です。
注意点④|情報漏洩に気をつける
パソコンや複合機などのOA機器には、機密情報が含まれている場合があります。廃棄する前にデータの消去や物理的な破壊を行うことで、情報漏洩のリスクを最小限に抑えましょう。
情報漏洩は、企業の信用を失墜させるだけでなく、損害賠償などの責任を問われる可能性もあります。
OA機器を廃棄する際には、専門のデータ消去サービスを利用したり、物理的に破壊したりするなど、適切な対策を講じることが重要です。また、機密情報を含む書類は、シュレッダーで裁断したり、溶解処理したりするなど、情報漏洩を防ぐための対策が必要です。
注意点⑤|産業廃棄物を処理するにはマニフェストが必要
産業廃棄物を処理する場合、マニフェスト(産業廃棄物管理票)を発行しましょう。マニフェストは廃棄物の種類や量、処理方法などを記載した書類で、廃棄物の適正処理を証明するために必要です。
マニフェストは、産業廃棄物の不法投棄や不適正処理を防ぐための重要な書類です。マニフェストの発行や管理を怠ると、法律違反となる可能性もあります。
産業廃棄物処理業者に依頼する際には、マニフェストの発行や管理を適切に行ってもらえるか確認することが重要です。
オフィス不用品・家具の廃棄物処理に関するよくある質問
オフィス不用品・家具の廃棄物処理について、よくある質問と回答をまとめました。
▼オフィス不用品・家具の廃棄物処理に関するよくある質問
・オフィス家具は産業廃棄物扱いになる?
・オフィス家具廃棄時における会計処理は?
オフィス家具は産業廃棄物扱いになる?
オフィスで使用されていた机や椅子、キャビネットなどの家具は事業活動に伴って排出された廃棄物であるため、産業廃棄物として扱われます。
家庭ごみとして処分できないため注意が必要です。産業廃棄物として適切に処理するためには、専門の産業廃棄物処理業者に依頼する必要があります。
オフィス家具は、金属製、プラスチック製など、様々な素材で構成されています。素材ごとに適切な分別と処理が必要であり、専門業者であれば処理を適切に行ってくれます。
木製のテーブルや机などの家具は、事業系一般廃棄物に分類される場合もあります。事業系一般廃棄物であれば、自治体によって廃棄が可能な場合もあるため事前に確認しておきましょう。
オフィス家具廃棄時における会計処理は?
オフィス家具廃棄時における会計処理は、廃棄するか買取業者へ売却するかで手続きが変わります。
廃棄時に発生した費用は、外注費や設備維持費、雑費の名目で会計処理されます。
売却時に発生した費用は、10万円未満で買ったものは雑収入として会計処理され、10万円以上で買ったものは減価償却費を計上し固定資産売却益を算出して処理されます。
事業ごみの相談ならDSP
DSPは、ダンボール・古紙、産業廃棄物など多くのごみ処理の問題を解決してきた実績とノウハウを持つ企業です。
日々のごみ箱に入れる紙ごみや、飲食店の残飯など「事業系一般廃棄物」、事業活動に伴い生じる20種類の「産業廃棄物」や病院から出る注射針など「特別管理産業廃棄物」など事業ごみ全般の回収を行っています。
事業ごみについてお困りの方は、ぜひDSPにご相談ください。
まとめ
今回の記事では、オフィスの廃棄物処理費用に関する詳細な情報を、家具の処分方法や廃棄物の注意点とともに解説しました。
オフィスの廃棄物処理費用は、廃棄する品目や処分方法によって異なります。複数業者に見積もりを依頼し、どのくらいの費用がかかるのか確認しましょう。
オフィス家具・不用品の処理に困ったら、専門の処理業者に依頼すると良いでしょう。事業ごみについてお困りの方は、ぜひDSPにご相談ください。